大学院生の日常

何事もチャレンジ!

久しぶりの更新

6月末で私の講座の教授が他院へ異動になりました。

その関係で、少し時間に余裕が出来そうなので、放置していたブログを久しぶりに更新しようと思います。

 

今週のお題「納豆」

ちょうどいいお題でしたので、こちらについて少し医学的な事を交えて書いていこうと思います。

 

とりあえず私は『納豆+卵』で食べるのが大好きです。(笑)

あったかい白米があれば文句なし!

 

さてさて…

今私はSpermidine(スペルミジン)という物質について研究しています。

以前の記事でも紹介しているかもしれないですが、納豆にはこのSpermidineがとてもたくさん含まれています。

納豆以外にもキノコや発酵食品にも含まれていますが、納豆は断トツです!

 

このSpermidine、とても素敵な物質で細胞の機能を正常に保つ働きや細胞の増殖も強化します。

過去の論文でF Madeoたちはショウジョウバエ、線虫と酵母にSpermidineを投与すると、これらの生物の寿命が延びることを報告しています。

また、損傷を受けた細胞にプログラムされた細胞死(アポトーシス)を開始させるのでなく、細胞内で生じた不必要な物質や損傷で生じた破片のようなものを取り除く経路(オートファジー)を作動させることで、体内でのリサイクルに重要とされています。

 

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Spermidine

Spermidineはオートファジー依存的に加齢に伴う代謝障害や、心機能の改善にも関与していると言われています。

 

そしてそして、Spermidineはなんと消化器で分解されることなく、腸から効率的に吸収されるのです!!

つまり、食事により効率的に摂取できるのです!

 

とまぁ、大学院生ならではの視点で納豆を紹介出来たのではないでしょうか?(笑)

納豆素敵な食べ物なので、食わず嫌いしないでね!