大学院生の日常

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新型コロナウイルスについて

昨年度末に中国・武漢で発生したと言われている新型コロナウイルス。今年度に入り世界中で爆発的に流行し、今なお感染の勢いは衰えていません。

 

今日は一人の研究者として、新型コロナウイルスについて気になったことを書いていこうと思います。

 

皆さんもご存じの通り、新型コロナウイルスの正式名所はSARS-CoV-2(severe acute respiratory syndrome coronavirus 2)と言います。そしてこのウイルスによってもたらされる感染症の事をCOVID-19(coronavirus disease)と言います。これは2019年に新たなコロナウイルスにより発生した病気という意味で19が使われています。

大まかな形は下の図のようになっています。

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新型コロナの構造

これまでに世界中でこのウイルスについての研究が進められており、様々な事が証明されています。

その中でも個人的に気になったのは日光との関係についてです。これに関しては多くの論文が投稿・掲載されています。そこにはインフルエンザウイルスや新型コロナウイルスは日光により不活化されることや、日光を浴びることで体内で生成されるビタミンDが免疫系を活性化することなどが記載されていました。

 

ここで1つ皆さんに注意して頂きたいことがあります。

研究というものに関してですが、これは先人たちの膨大な先行研究を基盤に少しずつ積み重ねる地道な作業です。まさに巨人の肩に立つようなもの。なので今回のように新しいものについての研究では先行研究が限られるため、あくまで著者たちの実験ではそういった結果が出たに過ぎないという事なのです。もちろん再現性についても検討していると思いますが…

研究をしていると、先行研究と同じ方法で行っても全然異なる結果が出るということもよくあります。

なので偉い人がこう言ってたから、論文でこう書いてあったからというのは参考に留めるのが賢明だと思います。

 

話しは脱線しましたが、日光と新型コロナウイルスとの関係が本当であればおそらく夏が終わった頃に第二波が来るのかな?と勝手に考えています。

 

明日は検査技師として新型コロナウイルスと向き合い、PCR検査などについて書こうと思います。