大学院生の日常

何事もチャレンジ!

実験と研究のその先に-

今週のお題「2020年上半期」

 

最近は朝から夜にかけて蒸し暑く、もうになっていることを気づかされます。

 

私は昨年の秋に仕事を退職し、学生として大学院に入学しました。先輩は1人。その先輩も正月明けには学位審査を終了予定でした。

 

そんな中私に残された時間はわずかであり、引継ぎを行いながら、実験を進め、バイトへ行きつつ、抄読会(論文の発表会)を掛け持ちし、学会への参加、教授らの飲み会の幹事など、初めて行う上にとてもヘビーな行事が立て続けに行われました。

私は2019年下半期から2020年上半期(厳密には5月まで)は本当に頑張ったと思います。土曜、日曜、祝日関係なく朝早くから研究室で実験もしくは論文を読み漁り、夜遅くに帰宅。

 

この期間中にコロナ騒動があり、学生は自宅待機命令が出ました。しかし、私に待機は許されませんでした。マウスや細胞など生き物の世話がある場合は、特例で研究室へ行っても良いとの御達しがあったのです。もちろん長居は厳禁であったのですが、「○日までに結果を出しといて」という要請に答えるためには、帰ることなんて出来なかったのです。

 

本当に辛かった。前の職場もそれなりに黒い職場ではありましたが、その比ではありませんでした。

 

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辛い

世間ではコロナ騒動があり、マスクの転売が問題となったりしました。また、志村けんが亡くなり、自宅待機によるゲーム機の高騰、そして現在まで流行の波が絶えない「どうぶつの森」。

色んな事が起こりました。

 

しかし、そのどれもの出来事に関心を持ち始めたのは本当に最近の話です。

 

 

6月からは私たち学生に異常なほどのプレッシャーを与え続ける、指導教員が他院へ異動になり、私は「呪い」のような呪縛から解放されました。

人間の体は本当に不思議なもので、この異動した翌日から私の体調は右肩上がりに回復し、やっと人と会話して笑えるようになりました。(それまでの私の眼は死んでいると先輩に言われました。笑)

 

 

 

 

なので、私にとって2020年上半期は地獄のような辛い日々を耐え忍んだ、一生忘れることのない思い出になりました。

 

ただ1つ良かったことがあります。

それは私の知識、技術、研究への理解が、既に大学院3年生の学生に勝っていたことです。自分の限界を無理矢理突破させられ、強い拒絶反応がありましたが、やったことはちゃんと身になっていました。

 

でも、もうあんな思いは二度としたくないですね。

(身体と精神を病まなくて本当によかった)