大学院生の日常

何事もチャレンジ!

電子印鑑ってなに?

みなさんおはこんばんにちはフジフジです。

 

最近、また新型コロナの陽性者が増加してきており、第二波が来たのではないかと言われています。

 

一度落ち着いたので、多くの方は出勤していると思いますが、また在宅ワークが主になるかもしれません。

 

デジタルな時代ではありますが、請求書や契約書は未だに紙媒体を使用している企業は多いと思います。

 

このような書類が電子化されている所も、書類に押印する為だけに出社を余儀なくされている職場も少なく無いのではないでしょうか?

 

しかし、これだけの為にわざわざ職場に赴くのはとても非効率的です。

 

そこで活躍するのは電子印鑑です!

 

電子印鑑印鑑にはいくつか種類があるので、簡単に説明します。

 

  1. Excel電子印鑑
  2. パソコン決済Cloud

 

Wed認印

これは名字の認印のみだけですが、ウェブ上で作成出来ます!

しかし残念なことに背景を透明化出来ません。

ウェブサービス「web認印」の画面です。「名字」欄に入力し()、書体やサイズ、色を選択し()、「作成」ボタンを押すと()、PDFと画像(PNGファイル)で印影のイメージが作成されます。作成されたPDFや画像から印影をコピーして、ワードやエクセルに貼り付けます。

 

Excel電子印鑑

こちらは、認印の他、角印やビジネス印なども作成出来る上に、背景の透明化も可能です!

Excel電子印鑑はExcelに組み込んで使用します。セルを右クリックするとメニューが現れるので、最初に「印鑑設定」を選んで印鑑を作成()。同じメニューから印鑑の種類を選んで押印します()。

 

クリップスタンプ

こちらのフリーソフトはワードなど他のソフトで押印を作成出来ます。部署名、日付、担当者名を入れた「デート印」の作成も可能です。そして、「環境設定」で設定を変更すれば、背景の透明化も可能です!

クリップスタンプの設定画面。タブで作成したい印鑑を選び、必要事項を入力して作成します。

パソコン決裁Cloud

こちらは有料ですが、会社や部署で導入し、認証付きの押印システムとして利用可能です!

シャチハタの「パソコン決裁Cloud」の公式ページです。こうした電子押印システムを導入する手もあります。

 

 

 

 

おそらく、コロナが落ち着いたとしても今後、在宅ワークやテレワークは増えていくと思います。

「電子印鑑」はサラリーマンの必需品になる日も近いと思うので、皆さんの参考になれば幸いです!

 

 

ありがとうございます。拝

 

キャッシュフロークワドラント

クワドラントとは、英語で「Quadrant」と書き、日本語では「四分円」、「四分儀」を意味します。そして、キャッシュフローとはお金の流れの事です。

 

自分は今どのクワドラントに所属しているのでしょうか?

 

Eクワドラント・・・Employee(従業員・サラリーマン)
Sクワドラント・・・Self-employed(自営業)
Bクワドラント・・・Business-owner(ビジネスオーナー)
Iクワドラント・・・Investor(投資家)

 

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大多数はEクワドラントに属する方だと思います。

そして私自身もEクワドラントに属しています!

しかし残念な事に、お金持ちになろうと思うと、BかIのクワドラントに属していないといけないのです。

 

なぜならどんなに努力しても、EやSのクワドラントの方は稼いだ分だけ、収入から一定の税金が引かれてしまうからです。しかも、稼いだ収入が自分の手元に来る前にです。これがいわゆる累進課税です。

 

Bのクワドラントの方は、ビジネスを立ち上げて権利収入からお金を得ています。この人達は起業して自分の会社を持っていることがほとんどなので、税金に対して優遇されているのです。

 

具体的には、収入を使用して、使用した分を経費で落として、残った額に税金がかかります。

 

そしてIクワドラントの人達は「資産」を増やし、資産から収入を得ています。

 

 

いわゆる左側のクワドラント(Eクワドラント・Sクワドラント)は労働収入が基本です。

 

そして右側のクワドラント(Bクワドラント・Iクワドラント)は権利収入が基本です。

 

左側には必ず上限がありますが、右側には上限がありません。

 

今後、自分がどのクワドラントに属し、どのような生活を送るのかを考える事がとても大事になってきます。

 

 

ありがとうございます。拝

 

 

 

お金持ちと貧乏の違い

お金持ちと貧乏の違いは何でしょうか?

 

住んでいる家の差?収入の差?乗っている車の差?

 

色々な考えがあると思いますが、一番重要なのは考え方ではないでしょうか。

本人が貧乏だと思えば、収入が大きくても貧乏なままです。

 

そして貧乏だと思っている人は、お金についてほとんど知らない人が多いです。

そしてお金の流れについても鈍感なので、何が資産で何が負債なのかという明確な定義がありません。

これはとても恐ろしいことです。

なぜなら、お金の知識がある人から「これは資産です」と言われたら、妄信的に信じてしまうのです。

 

 

 

例えば「家」は資産ですか?

 

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多くの人は資産と答えると思います。なぜなら、ローンを払い終わればその家は支払者の物になるからです。なので、賃貸で

お金を払い続けるのは、お金をドブに捨てているようなものですよ?と言われると、早く家を買わなきゃと思ってしまうのです。

 

しかし、ローンで購入する家は資産ではありません。なぜなら、家は購入した時点で元値よりも価値が低くなり、一度住めば価値は半減します。つまり、価値が50%になった家に100%分のお金を支払うことになる訳です。そしてそこには利子が加わります。30~35年ローンで一軒家を買う人の多くは、これは資産だからと言います。こういう事を聞くと、とても悲しくなります。

 

資産とは自分の懐にお金を運んでくるもの。負債は自分の懐からお金を出すもの。

 

このように考えると、家は資産か?負債か?

これは状況によって変わります。

先程のような例では負債にあたります。

 

しかしこれが不動産であればどうでしょうか?

家賃収入が持続的に懐にお金を持ってきてくれます。

これは資産ですね。

 

 

ここの定義が曖昧な人は、自分の資産を増やすことが出来ません。

お金持ちとはすなわち、資産を多く持っている人になります。

 

収入が多い人がお金持ちではありません。

なぜなら、収入が多くても支出が同じように多ければ、手元に残る資金はわずかです。そして、お金に対する知識が乏しい方の多くはこのパターンに陥りがちです。

 

 

これは学校では決して教えてくれません。学校ではお金を稼ぐための専門的な知識や技術ばかり教えてくれます。これも大切ではあります。しかし、この知識だけでは、いつまでたってもラットレースから抜け出すことは出来ないのです。

 

 

なので今こそ、お金ついて学ぶことにとても大きな意味があると思っています。

 

ちなみに先程、ローンを払い終わればその家は支払者の物になると言いました。しかしこれには語弊がありました。もちろん誰に聞いても、答えは同じだと思います。

しかし、もし本当の持ち主が誰か知りたければ、固定資産税などを払うのを辞めてみて下さい。きっと本当の持ち主が現れます。。。

 

 

 

ありがとうございました。拝

 

 

 

 

お金の知識

おそらく多くの方は今以上に裕福な暮らしを送り、様々なサービスを享受したいと思っているのではないでしょうか?

そしてそのためにはお金が必要であり、「多くのお金を得たい」と思っていると思います。

 

そのためにはどうすればいいでしょうか?

 

 

大抵の方は、大企業に就職する、資格を習得する、宝くじを買うなどなど。。。

この様に考えるのではないでしょうか。

 

しかしこの考えは今後通用しなくなります。

 

そもそもなぜ多くの人が上記のような考えを正解だと思っているのか?

この答えは簡単です。

以前はこれが正解だったのです。

 

会社に勤めていれば、会社が老後まで守ってくれる。銀行にお金を預けていれば、10年後には倍になっている。仕事の出来る出来ないに関わらず、勤続年数が長ければ給料も右肩上がり、自分の役職も右肩上がり。そして終身雇用が当たり前。

 

 

このような時代では先程の考え方が正解だったのです。

しかし時の流れは残酷です。

 

 

 以前は60歳から支給されていた厚生年金は、現在、支給年齢が段階的に引き上げられ、公的年金の受給開始年齢は、原則65歳からになりました。

 

1980年代末期から1990年代初頭のバブル経済に湧く日本では、ノーリスクで銀行の利率は6%。高度成長期が終わった直後の1974年時点で年利8%。現在では、0.001%です。

 

仕事場には女性や若い人が躍進し、老若男女関係なく、仕事の出来る人間が取締役に抜擢されます。(私は医療関係者ですが、残念ながら医療の世界ではガチガチの縦社会が残っており、降格・リストラは無く、仕事をしない50代のスタッフが何人もいます)



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これだけ環境は変化しています。

それでも、東京大学、慶応大学、早稲田大学などの肩書に憧れる人は多く、明確な目標が無いままに、ひたすら知識を詰め込む学生がほとんどです。

 

 

これは両親、友達、先生など幼少期に長い時間を共に過ごす人間が、お金についてほとんど知らないからです。なので知らず知らずのうちに、親や先生が言っていることが正しい様に感じてしまう。周りの友達も同じように考えているので、この考えが多数派になる訳ですね。

そして、民主主義の弊害でもある、少数派の意見が拒絶される現象が生じます。

 

 

お金について学んだ、少数派はわざわざ多数派に教えたりしません。なぜなら、お金の話をするとみんな嫌そうにします。顔は笑顔ですが、「そんな話するなよ」「空気を読めよ」という嫌悪感が見てとれるのです。

 

決して独り占めしようとか、意地悪しようと思っている訳ではありません。

 

ほとんどの人はお金の話に対して、必ず否定的な意見を述べます。「でも、」「そんなことはない」「出来ない」。

自分の意見を否定されるのは辛いものです。正しいと思っていても、周りから否定され続けると、本当に間違っているかもと思ってしまうのです。

これには自分自身、本当に驚きました。

 

 

しかしせっかくブログをしているので、自分の復習のためにもお金の情報についてここで発信出来たらいいなと思っています。

 

ありがとうございます。拝

 

実験と研究のその先に-

今週のお題「2020年上半期」

 

最近は朝から夜にかけて蒸し暑く、もうになっていることを気づかされます。

 

私は昨年の秋に仕事を退職し、学生として大学院に入学しました。先輩は1人。その先輩も正月明けには学位審査を終了予定でした。

 

そんな中私に残された時間はわずかであり、引継ぎを行いながら、実験を進め、バイトへ行きつつ、抄読会(論文の発表会)を掛け持ちし、学会への参加、教授らの飲み会の幹事など、初めて行う上にとてもヘビーな行事が立て続けに行われました。

私は2019年下半期から2020年上半期(厳密には5月まで)は本当に頑張ったと思います。土曜、日曜、祝日関係なく朝早くから研究室で実験もしくは論文を読み漁り、夜遅くに帰宅。

 

この期間中にコロナ騒動があり、学生は自宅待機命令が出ました。しかし、私に待機は許されませんでした。マウスや細胞など生き物の世話がある場合は、特例で研究室へ行っても良いとの御達しがあったのです。もちろん長居は厳禁であったのですが、「○日までに結果を出しといて」という要請に答えるためには、帰ることなんて出来なかったのです。

 

本当に辛かった。前の職場もそれなりに黒い職場ではありましたが、その比ではありませんでした。

 

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辛い

世間ではコロナ騒動があり、マスクの転売が問題となったりしました。また、志村けんが亡くなり、自宅待機によるゲーム機の高騰、そして現在まで流行の波が絶えない「どうぶつの森」。

色んな事が起こりました。

 

しかし、そのどれもの出来事に関心を持ち始めたのは本当に最近の話です。

 

 

6月からは私たち学生に異常なほどのプレッシャーを与え続ける、指導教員が他院へ異動になり、私は「呪い」のような呪縛から解放されました。

人間の体は本当に不思議なもので、この異動した翌日から私の体調は右肩上がりに回復し、やっと人と会話して笑えるようになりました。(それまでの私の眼は死んでいると先輩に言われました。笑)

 

 

 

 

なので、私にとって2020年上半期は地獄のような辛い日々を耐え忍んだ、一生忘れることのない思い出になりました。

 

ただ1つ良かったことがあります。

それは私の知識、技術、研究への理解が、既に大学院3年生の学生に勝っていたことです。自分の限界を無理矢理突破させられ、強い拒絶反応がありましたが、やったことはちゃんと身になっていました。

 

でも、もうあんな思いは二度としたくないですね。

(身体と精神を病まなくて本当によかった)

 

 

 

心電図の取り付け方

大学病院を辞めてから、大学院生の今、クリニックでアルバイトをしています。

最近、検査を行っていて驚いたことがありました。

 

そこはこれまでも、生理検査を行っていましたが、検査を行うスタッフは看護師さんでした。私が働き始めてからは、検査全般は一任されていますが、たまに手が離せない時には、看護師さんに手伝っていただくことがあります。

 

また、ベテランの看護師さんは「後はやっときますね」といって気を利かせてくださいます。しかし一応確認しに行きますと、なんと心電図の胸部誘導の位置が全然違うではないですか‼

 

そういう時はこそっと看護師さんがいない時に付け替えますが。。。

 

心電図はとても簡単な検査で、確かにある程度の位置があっていれば、波形はそれっぽいのが記録されます。しかし、検査者が変われば毎回波形が変わることになりますし、微妙な波形の変化は読み取れなくなります。

そして診断する医師は、検査結果を信頼して診断します。そこには電極の位置が違うという情報は含まれません。

 

医者はありとあらゆる可能性から、検査結果という地図を頼りに病名というゴールにたどり着きます。地図が間違っていれば、迷子になってしまうのは必然です。

 

そういことが無いように、わざわざ検査の専門家である臨床検査技師がいるわけですが。。。

 

という事で心電図の電極の位置について書いていきます。

 

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心電図の電極の位置

 

V1:第四肋間胸骨右縁
V2:第四肋間胸骨左縁
V3:C2とC4を結ぶ線上の中点
V4:第五肋間と左鎖骨中線の交点
V5:左前腋窩線上のC4と同じ高さ
V6:左中腋窩線上のC4と同じ高さ

 

教科書にはこんな感じで書いてあります。

肋間に関しては、胸骨角(ルイ角)を手で触れて、その下を第二肋間として数えていきます。2、3、4という感じに。

目安としては、第四肋間はおおよそ乳頭と乳頭の間になるはずです。そして、V4~V6に関しては同じ高さなので横から見ると一直線になっていないといけません。

これを確認するために心電図検査は患者さんの左側からアプローチすることが推奨されています。

 

あとは波形を記録する際に必ず、肢誘導、胸部誘導の位置が間違っていないかを目視で確認すればOKです。

 

心電図波形は、不整脈に強く、電極の位置さえ間違っていなければ、再現性も良く、鋭敏に虚血性心疾患を捉えるツールになります。

簡単な検査だからこそ、丁寧に検査を行っていきたいですね。

 

 

ありがとうございます。拝

 

 

ISO15189

皆さんISO15189のことをご存じでしょうか?

おそらく多くの方はご存知無いと思います。

 

検査技師を目指す方、そして現在検査技師の方は今後必須の知識になります。

 

ISOとは、スイスのジュネーブに本部を置く非政府機関 International Organization for Standardization国際標準化機構)の略称です。ISOの主な活動は国際的に通用する規格を制定することであり、ISOが制定した規格をISO規格といいます。

 

このISO規格には様々なものが存在します。

身近な例として、非常口のマーク(ISO 7010)やカードのサイズ(ISO/IEC 7810)、ネジ(ISO 68)といったISO規格が挙げられます。これらは製品そのものを対象とする、「モノ規格」です。

 

ISO15189 とは、臨床検査室の品質と能力に関する特定要求事項に関する国際規格を表す番号になります。

 

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ISO15189

 

ではなぜ現在、この規格が重要になるのか?

これにはいくつか理由があります。

  1. 2016年度より、国際規格の認定を受けた検査室をもつ医療施設は、入院患者において実施する臨床検査に関して「国際標準検査管理加算 40点」が保険点数として認められた。
  2. 病院の評価向上につながる。
  3. 2017年度に医療法が改訂され、検査に関する精度管理について明確化された。

 

この法改正ですが、厳密に全ての施設に当てはめた場合、おそらくほとんどの施設で検査を行う事が出来なくなります。もちろんそれでは困るので、一部は今後の課題となっていますが、いずれにしてもいずれISO15189と同レベルの精度管理基準が当たり前になっていくと思われます。

 

私自身、この規格に関する資料の作成に携わり、実際にISOを適応した環境下で業務も行いました。もちろん利点はあります。しかし検査技師にとっては、業務が増えるという観点からデメリットの方が大きいと感じるかもしれないです。

 

ISO 15189認定取得のメリットとしては、

● 臨床検査室の役割とその信頼性の向上

● 共通の組織目標

● 責任の明確化

● 医療安全への貢献

が挙げられると思います。

 

そしてデメリットには

● 資料作成に膨大の時間、人力が必要になる

● システムの改善、必要物品の購入に多くのお金が必要になる

● 品質管理者の指示が不明確な場合、資料の修正が繰り返し必要になる

● 精度管理業務に多くの時間が割かれる

などが挙げられます。

 

 

ISOの文書は機密文書のため、作成時には0からの作成が必要になること。

検査項目、検査機器は多岐に渡るため、数百種類の資料が必要になること。

 

これらの理由から、これから作成する施設は本当に大変だと思います。

コツとしては最初はある程度『緩く』作成しておくことです。

文書のクオリティを下げることはできません!

最初からガチガチに型にはめてしまうと、とても働きづらい環境になってしまいます。

 

なので、指摘されたら直せばいいくらいに思って作成することをオススメします!

 

 今日は臨床検査の国際規格に関するお話でした。

 

ありがとうございます。拝